ホットヨガは内臓に負担がかかる!?ではシルクサスペンションは?
- 公開日:2017/01/22
- 最終更新日:2020/02/01
少し前まで、ヨガといえばホットヨガというほど人気が高かったホットヨガ。
理由としては、冷え性が改善できることや、通常のヨガよりも多くの汗を簡単に出すことが出来るので、デトックス効果やダイエット効果があることが考えられます。
しかし、その一方で身体への負担、主に内臓への負担を懸念する声があるのも事実です。
一体なぜ内蔵に負担がかかってしまうのでしょうか、そして最近人気を集めているシルクサスペンションも同じように負担がかかってしまうものなのでしょうか。
比較しながら見ていきます。
ホットヨガとは?
ホットヨガとは、加湿器やヒーターなどの温熱機器や、岩盤などの発熱器具を使用することで、部屋の温度を39度前後、湿度を60%前後の高い状態に保った中で、ヨガのポーズをとっていくエクササイズです。
高い温度と湿度の中では、身体が非常に柔らかくなり、動かしやすくなりますし、短い時間でとても多くの汗をかくことが出来ます。
通常のヨガよりも、早い段階から汗をかくことが出来ることから、デトックス効果や、ダイエット効果、アンチエイジング効果が高いということで、女性から高い人気を集めています。
常に手足の先が冷えている冷え性の方や、新陳代謝が悪い人は、体内の循環が悪く、老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
身体を温めながら、筋肉をゆっくりと伸ばし、インナーマッスルを鍛えながら新陳代謝を上げることができるホットヨガは、普段汗をかきにくい、代謝の悪い方には非常にお勧めできるエクササイズです。
ホットヨガは何故内臓に負担がかかるのか?
高温多湿の部屋の中で、ヨガのポーズを取っていくことで通常のヨガよりも早く多くの汗をかくため、ダイエット効果やデトックス効果を期待して高い人気を集めているホットヨガですが、その一方で身体への負担が大きいというデメリットもあります。
多くの汗をかくため、自分が思っている以上に身体に疲労が溜まってしまいます。
多くの汗をかく分、こまめに水分を補給することが必ず必要となってきますが、大量の水分を一気にとってしまうと、内臓に大きな負担がかかってしまいます。
また、体温が急激に上がる中で身体を動かすので、心拍数もあがって心臓へも多少なりとも負担がかかってしまいます。
普段から運動することに慣れている人がホットヨガを行うということであれば、そこまでの負担は体にかからないのかも知れませんが、普段運動をほとんどしない方がいきなりホットヨガを行うと心臓や腎臓などに負担がかかってしまうというリスクがあります。
腎臓に負担かかってしまう理由としては、高温多湿の環境のため、非常に多くの汗をかきます。そのため軽い脱水状態に体はなります。脱水状態になってしまいますと、当然水分を普段よりも多く摂取するため、体内に入ってきたものの濾過を担当している腎臓は普段よりも稼働率が上がってしまうため、腎臓にも負担がかかってしまうということです。
そのため、腎臓関連で通院されている方、過去に腎盂腎炎などをされている方は医師に相談してからホットヨガを行っても大丈夫かどうか決めていただくことをお勧め致します。
ホットヨガが身体に良いからといっても、毎日行うとかえって大きな負担がかかってしまい、逆効果になってしまいます。
自分の身体とよく相談しながら、ペース配分をしっかりとしてホットヨガに取り組んでいく必要があります。
シルクサスペンションは内臓に負担がかかるのか?
腹部を圧迫するポーズをとったり、他のヨガではなかなかとることが無い逆転のポーズや、頭を下にした体勢をとることで、内臓に負担がかかるのではないかと心配する人もいらっしゃるかとは思います。
空中ヨガは非常にリラックスした状態で、ゆっくりとポーズをとっていくため、心配するほどの負担はかからないというのが実際のところです。
もちろん、食事後のお腹の中に沢山ものがある状態でシルクサスペンションを行えば負担はかかってしまいますが、空腹の状態で行う分には心配する必要はありません。
シルクサスペンションは、リラクゼーション効果が高いのが魅力の一つです。
自分の出来る範囲で、無理なくポーズをとっていくことができます。
ハンモックに身体を預けることで、必要以上に力をかけることもありませんし、通常かかっている圧力も取り払うことが出来ます。
シルクサスペンションを行う3時間前までには、食事をすませておくなど、自分で注意しておく必要はあるかもしれませんが、基本的に内臓への特別な負担は考えなくて良いです。