シルクサスペンションで期待できる効果

アメリカのニューヨークで生まれた、新しい空中エクササイズであるシルクサスペンション。まだ日本での浸透度がそこまで高くないこの運動方法は、内容のイメージがつきにくいものです。このエクササイズによってどんな効果がもたらされるのか知りたいという方も多いでしょう。今回は、シルクサスペンションの効果についてまとめました。どの部分が一番鍛えられるのか、消費カロリーなどに加え、このエクササイズを行うために必要な道具も紹介していきます。

どんな効果が期待できるか

シルクサスペンションをする上で気になるのは、やはりその効果ですよね。ここでは、このエクササイズを行うことで得られる効果について見ていきたいと思います。

まず、第1の効果はバランス能力の向上です。シルクサスペンションは空中でエクササイズを行うことで、わざと身体を不安定な状態にします。そのまま身体を動かしてエクササイズを行うと、身体がバランスを保とうとします。これによって普段は使わない筋肉が鍛えられ、同時にバランス能力が向上していきます。

第2の効果は、体幹を鍛えられるということです。体幹とは、人間の身体を安定させる役割をしている部分です。具体的には胴体の部分にある筋肉のことを指し、腹筋や背筋、肩や首の付け根、足や腕の付け根などの筋肉全てが体幹に含まれます。この体幹が鍛えられることにより、身体を動かす際の安定性が増し、スポーツをする際に怪我をしにくくなるなどの効果があります。

最後の効果として、インナーマッスルが鍛えられるというものがあります。インナーマッスルとは、通常の筋力トレーニングで肥大する表層の筋肉よりも更に奥深くにある筋肉のことです。普段はあまり意識されず、それゆえに鍛えられるチャンスも少ないのがこのインナーマッスルです。シルクサスペンションでは、地上では中々できない難しいポーズにも挑戦することができます。普段あまり使うことのない場所の筋肉を意識的にトレーニングすることで、インナーマッスルが鍛えられます。インナーマッスルが鍛えられると、姿勢が改善されます。これによって、身体の歪みによって引き起こされるあらゆる不調、背中の痛みや腰痛などが改善していきます。

体のどの部位が一番使われる?

シルクサスペンションを行っていて、一番使う身体の部位はどこなのでしょうか。あまり部位とは呼べないかもしれませんが、やはり一番使うのは体幹部分の筋肉です。

体幹部分の筋肉の中には、腕や足の付け根も含まれています。シルクサスペンションでは、ハンモックの他にもリングが付いたサスペンションなどを用いてエクササイズを行うため、手足もよく使う部位として挙げられるでしょう。しかし、実際に空中で身体を支えたり、姿勢をキープしたりするのは手や足にある瞬発的な筋肉ではありません。手足の付け根にある関節周辺の筋肉や腹筋、背筋などでバランスを取ります。身体が空中に浮いた状態であっても、一部分は地面に着いている状態であっても、この体幹を使いながらエクササイズを行うことになります。

よってシルクサスペンションにおいては、一番よく使うのが体幹であると言えるでしょう。この体幹が鍛えられることによって、身体は安定性を増します。また、同時にインナーマッスルに対する働きかけも行うことができるので、姿勢を改善し背中の痛みや腰痛を和らげるという効果も期待できます。またシルクサスペンションでは様々な姿勢を取ることができるため、重点的に鍛えたい部分があればそこを鍛えることもできます。

他のエクササイズと比べて消費カロリーは?

シルクサスペンションを他のエクササイズと比較した時に気になるのが、消費カロリーですよね。せっかくなら痩せたいと、痩身が目的で始めるという人も多いものなので、しっかりと消費できるカロリーについて見ていきましょう。

シルクサスペンションと似たようなエクササイズとして、エアリアルヨガと呼ばれる空中で行うヨガが挙げられます。このエアリアルヨガと比較した場合、消費カロリーがより多いのはやはりシルクサスペンションでしょう。エアリアルヨガでは、基本的にヨガのポーズをとってその状態をキープします。この時、もちろん体幹やインナーマッスルなどが鍛えられているものの、どちらかと言えばストレッチに重点が置かれており、リラックス効果が高いのがエアリアルヨガです。一方でシルクサスペンションでは、空中に浮いた状態でピラティスのようなエクササイズを行うため、筋力トレーニングの要素が強いことが特徴になっています。

また、シルクサスペンションとエクササイズ内容が似ているものでピラティスがあります。ピラティスは地上で行い、身体の歪みを直しながら筋肉をコントロールしてエクササイズをするというものです。シルクサスペンションは空中ピラティスと呼ばれることもあるほどで、そのエクササイズ内容は似通っています。この二つを比較した場合でも、ずっと動き続けているピラティスに引けを取らない消費カロリーであると言えます。

トレーニングに必要なものは

シルクサスペンションのトレーニングに必要なものをご紹介します。スタジオのレッスンを受ける場合には、スタジオに必要な道具が全て揃っていますので、運動しやすい服装と水分があれば十分です。

もしシルクサスペンションを自宅で行いたい場合、トレーニングに必要なのはハンモックとサスペンション、そして6つのリングです。これらはインターネットの通販などでも購入することができるので、自宅でこのエクササイズを行うことは決して不可能ではありません。しかし、シルクサスペンションのこういった道具は基本的に天井から吊り下げて使用します。通常、住居用に作られた部屋では、天井の部分に人間を支えて重さと振動に耐えうるだけの強度がありません。エクササイズ中の事故や、設置した部屋の破損になどに繋がる危険性があるため、基本的にはスタジオなどに設置してある器具の利用をおすすめします。スタジオでは、十分な強度を持った梁などにきちんとハンモックが固定されており、安心してエクササイズを行うことができます。

トレーニングウエアに関しては、基本的には動きやすい服装であれば特に問題はありません。ただし、ハンモックなどで身体を宙に浮かせたりするため、ヨガを行う時のような、身体にぴったりと張り付くようなフィット感のウエアが望ましいでしょう。あまりゆったりしすぎたウエアだと、逆に動きにくくなってしまいます。

まとめ

シルクサスペンションは、日本での知名度が徐々に上がってきているエクササイズ方法です。そのためまだ詳しい内容が分からず、効果もいまいちピンとこないという方も多いのではないでしょうか。

シルクサスペンションは基本的に、空中で行うピラティスのようなエクササイズです。体幹を鍛えることでバランス能力やインナーマッスルの強化が期待できます。消費カロリーはヨガなどに比べるとかなり多く、筋力トレーニング的要素が多く含まれます。

必要な道具は通販サイトで購入もできますが、初心者が自宅で行うのは事故の元です。初めはスタジオなどでインストラクターの指導を受けながら行うことで、期待する効果を出せるでしょう。